
皮膚科
皮膚科は皮膚に生じるさまざまな疾患の診断と治療を専門とする診療科です。 皮膚は外部からの刺激や感染から体を守る重要な役割を果たしています。
当院では日常生活で生じる多様な皮膚疾患に対応し、適切な治療を提供することで、患者さまの生活に支障が出ないように適切な治療を提供します。 皮膚の異常には軽度なものから重度なものまであり、それぞれに合わせた治療と日々の注意が必要となります。

皮膚科で扱う主な疾患
湿疹
湿疹は皮膚に炎症が起こり、赤みやかゆみなどの症状が現れる一般的な皮膚疾患です。 様々な要因によって発生し、皮膚のバリア機能が低下したり、アレルギー反応が起きたりすることで症状が現れます。 症状は軽度から重度まで様々で、適切な治療と日常生活での注意が必要です。
詳しくはこちら水虫(爪水虫)
水虫・爪水虫は、白癬(はくせん)菌という真菌(カビの一種)が皮膚や爪に感染して発症する疾患です。 主に足の指の間、足の裏、爪など湿度の高い部位に発生しますが、感染が広がると手、股や頭部にまで及ぶことがあります。
詳しくはこちら陥入爪(巻き爪)
陥入爪(かんにゅうそう)は、爪の端が周囲の皮膚に食い込んでしまう状態を指します。 主に足の親指に発生することが多く、爪の側面が皮膚に刺さることで、痛み、腫れ、赤みなどの炎症症状を引き起こします。 巻き爪は、爪が横方向に湾曲して、端が皮膚に食い込むことなく、爪自体が筒状に丸まってしまう状態です。
詳しくはこちらアトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が慢性的(乳児は2カ月以上、そのほかでは6カ月以上)に良くなったり悪くなったりを繰り返す皮膚の炎症性疾患です。 もともとアレルギーを起こしやすい体質の方や、皮膚のバリア機能が弱い方に多くみられる皮膚の炎症を伴う皮膚疾患です。
詳しくはこちらニキビ(尋常性ざ瘡)
ニキビは日本人の90%以上が一度は経験する身近な皮膚疾患で、医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれています。 毛穴の中に皮脂が溜まることで炎症を引き起こす疾患であり、おでこ、頬、背中など皮脂が多く分泌される部位にできやすい特徴があります。
詳しくはこちら円形脱毛症
自己免疫疾患の一種で、頭部や体の一部に円形または楕円形の脱毛斑が突然生じます。 通常は痛みやかゆみを伴わず、多くの場合は自然に回復しますが、広範囲に及ぶこともあります。 精神的ストレスや遺伝的要因が関連していると言われています。
詳しくはこちら酒さ(赤ら顔)
酒さは「赤ら顔」とも呼ばれる慢性の炎症性皮膚疾患です。 顔面、特に鼻や頬、額などに赤みやニキビのような症状が現れるのが特徴です。 この疾患は30代以降に発症しやすく、男性よりも女性に多い傾向があります。
詳しくはこちら蕁麻疹
皮膚のある部分に一時的な膨らみ(膨疹)と発赤が現れる皮膚反応です。 強いかゆみを伴い、数時間から数日で消えることが多いですが、慢性化することもあります。 食物や薬剤、ストレスなど様々な要因で引き起こされます。
詳しくはこちら多汗症
多汗症は、日常生活に支障をきたすほど大量の汗をかいてしまう疾患です。 健康的な汗とは異なり、多汗症では常に汗が出続けてしまいます。 この状態は単なる「汗っかき」とは違い、本人の意思とは無関係に制御できないほどの汗が出ることが特徴です。 当院では主に薬物療法で多汗症の改善を行います。
詳しくはこちら皮膚疾患が起きる共通要因
外的要因
外的要因は、皮膚に直接影響を与える外部からの刺激や物質を指します。 日常生活での摩擦や圧迫などの物理的刺激によって皮膚に炎症が生じることがあります。 また、化粧品や洗剤に含まれる化学物質が皮膚に触れることで刺激やアレルギー反応を引き起こす場合もあります。 細菌やウイルス、真菌などの病原体が皮膚に感染すると、様々な皮膚疾患を発症することがあるため注意が必要です。 さらに、太陽光に含まれる紫外線は、日焼けやシミ、しわの原因となるだけでなく、長期的には皮膚がんのリスクを高めることがあります。
内的要因
内的要因とは、個人の体質や健康状態に関係する要因です。 遺伝的な素因によって特定の皮膚疾患にかかりやすい傾向がある方がいます。 また、免疫機能の異常は、アトピー性皮膚炎や乾癬などの自己免疫疾患の原因となることがあります。 ホルモンバランスの変化は思春期のにきびや妊娠中の肌トラブルなど、様々な皮膚症状を引き起こすことがあります。加えて、栄養状態の偏りやビタミン不足も皮膚の健康に影響を及ぼし、疾患の要因となることがあります。
環境要因
以下のような環境要因も皮膚疾患の発生に大きく関わっています。 季節の変化や気温・湿度の変動は皮膚の状態に影響を与え、様々な皮膚トラブルの原因となります。また、不適切なスキンケアや過度な洗浄は皮膚のバリア機能を低下させ、疾患を引き起こすことがあります。 職場環境や生活習慣も皮膚の健康に影響し、特定の職業病や生活習慣病としての皮膚疾患を発症することがあります。 皮膚疾患の予防や効果的な治療には、これらの要因を正確に把握し、適切な対策を講じることが大切です。
日常生活でできる皮膚の健康管理
皮膚疾患の予防や症状改善のためには、日常生活での適切なケアが欠かせません。過度な洗浄を避け、肌に合った保湿剤を使用することが基本です。また、紫外線対策として日焼け止めの使用や帽子の着用を心がけましょう。 バランスの取れた食事と十分な睡眠、適度な運動も皮膚の健康維持に重要です。ストレスは多くの皮膚疾患を悪化させる要因となるため、ストレス管理も大切なポイントとなります。 皮膚に異常を感じたら、自己判断せずに早めに当院を受診してください。早期の適切な診断と治療が、症状の改善と重症化の予防につながります。 いわもと皮フ科クリニック|皮膚科では様々な皮膚疾患の診断と治療を行っています。にきび、水虫、帯状疱疹など皮膚疾患に幅広く対応しています。皮膚に関する気になる症状があれば、お早めに当院へご相談ください。
