医療コラム
ほくろ除去の費用はいくら?保険適用・サイズ別料金・後悔しない選び方を皮膚科が解説
2026/01/02

ほくろを取りたいと思ったとき、最初に気になるのは「いくらかかるのか」という点ではないでしょうか。
ネットで調べてみると、数千円と書かれているところもあれば、数万円と書かれているところもあり、結局自分の場合はいくらになるのか分からず、不安を感じてしまう方も多いはずです。
ほくろ除去の費用は、どの治療法を選ぶかだけで決まるものではありません。ほくろの大きさや数、できている部位、そして保険が適用されるかどうかによって金額は大きく変わります。そのため、表面的な「最安値」だけを見て判断してしまうと、後から思っていたより高く感じたり、納得できない結果につながってしまうこともあります。
この記事では、「ほくろ除去には実際いくらかかるのか」「保険は使えるのか」「自分のほくろはどのくらいの費用を見ておけばよいのか」といった疑問に対して、皮膚科の立場から分かりやすく解説します。全国的な費用相場を整理したうえで、いわもと皮フ科クリニックでの具体的な料金についてもご紹介します。
費用の目安を事前に知っておくことで、不安なく診察を受け、自分に合った選択ができるようになります。ほくろ除去を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
ほくろ除去の費用はなぜ分かりにくいのか

ほくろ除去について調べ始めた多くの方が、最初に戸惑うのが「費用の分かりにくさ」です。検索すると、数千円と書かれているページもあれば、数万円かかると説明されている情報もあり、どれが正しいのか判断がつかなくなってしまいます。
このような混乱が起きるのは、ほくろ除去の費用が単純な一律料金では決まらない医療行為だからです。費用が分かりにくく感じられる背景には、いくつかの構造的な理由があります。
クリニックごとに料金体系が違う理由
ほくろ除去は、自由診療と保険診療のどちらにも該当しうる治療であり、クリニックごとに料金の考え方が大きく異なります。あるクリニックではサイズ別に細かく料金を設定している一方で、別のクリニックでは治療方法ごとに価格を分けていることもあります。
また、美容皮膚科と一般皮膚科では「何を重視して治療を行うか」という考え方自体が異なるため、同じように見えるほくろであっても提示される費用が変わることがあります。こうした前提の違いが、比較を難しくしている要因の一つです。
サイズ・個数・部位で金額が変わる
ほくろ除去の費用は、単に「1個いくら」という形で決まるわけではありません。ほくろの大きさや深さによって処置の範囲や難易度が変わり、それに伴って費用も変動します。
また、顔や首などの目立ちやすい部位と、体の他の部位では、仕上がりへの配慮や処置方法が異なる場合があります。
さらに、1個だけ除去するのか、複数個を同時に除去するのかによっても、最終的な総額は大きく変わります。これらの条件が組み合わさることで、費用が一概に言えなくなってしまうのです。
「安く見える表示」に注意が必要な理由
インターネット上では「ほくろ除去〇〇円〜」といった表記をよく目にしますが、この金額だけを見て判断してしまうのは注意が必要です。
多くの場合、その価格はごく小さいほくろや特定の条件に限られたものです。実際に診察を受けると、サイズや状態が条件に当てはまらず、別の料金が適用されることも少なくありません。
結果として、想定していた費用と実際の費用に差が生じ、「思っていたより高かった」と感じてしまう原因になります。費用の分かりにくさを避けるためには、表示価格の背景まで理解することが重要です。
ほくろ除去の費用相場|全国的な目安

ほくろ除去の費用を考えるうえで、「結局いくらくらいが普通なのか」という相場感を知っておくことはとても重要です。相場を知らないままクリニックを選んでしまうと、提示された金額が高いのか妥当なのか判断できず、不安を感じたまま治療を受けることになりかねません。
ここでは、全国的に多く見られるほくろ除去の費用目安について、サイズごとに解説します。
小さいほくろ(〜2mm)の費用相場
2mm未満の小さいほくろは、比較的浅い位置にあることが多く、処置もシンプルなケースが多いとされています。
そのため、自由診療で行う場合でも1万円前後から2万円程度が相場になることが一般的です。
ただし、顔などの目立つ部位では仕上がりへの配慮が必要になるため、同じサイズでもやや高めに設定されていることもあります。また、クリニックによっては「2個まで同一料金」といった設定をしている場合もあり、単純な1個あたりの比較ができない点も特徴です。
中等度(2〜5mm)の費用相場
2mmから5mm程度のほくろになると、ほくろの根が皮膚の奥まで及んでいることも多く、処置の範囲が広がる傾向があります。
このサイズ帯では、1個あたり1万円台後半から2万円台が相場としてよく見られます。ほくろの盛り上がり具合や深さによっては、再発を防ぐために慎重な処置が必要になるため、費用に幅が出やすいサイズともいえます。
大きいほくろ(5mm以上)の費用相場
5mmを超える大きさのほくろは、見た目以上に深くまで細胞が存在していることがあります。そのため、治療方法が限られたり、縫合を伴う処置が選択されたりするケースもあります。この場合、費用は2万円台から3万円以上になることが一般的です。サイズが大きくなるほど、処置後の経過観察やアフターケアも重要になるため、単純に「高い・安い」だけで判断するのは適切ではありません。
複数個除去した場合の総額イメージ
ほくろが複数ある場合、1個ずつの料金が積み重なり、最終的な総額が想像以上になることがあります。
一方で、クリニックによっては複数個をまとめて処置する料金設定を行っている場合もあります。そのため、ほくろの数が多い場合ほど、事前に総額の目安を確認しておくことが大切です。相場を知ったうえで相談することで、納得感を持って治療を選択しやすくなります。
保険適用になるほくろ・ならないほくろの違い

ほくろ除去の費用を考える際、多くの方が気にされるのが「保険が使えるのかどうか」という点です。保険適用か自由診療かによって、自己負担額は大きく変わるため、この違いを正しく理解しておくことはとても重要です。ただし、ほくろ除去はすべてが保険対象になるわけではなく、明確な判断基準があります。
保険適用が認められるケース
保険適用となるのは、医師が医学的に「治療が必要」と判断した場合です。
たとえば、ほくろが日常生活に支障をきたしている場合や、悪性の可能性を否定できず、診断や切除が必要と判断されるケースが該当します。このような場合、見た目の問題ではなく「医療行為」として扱われるため、保険診療の対象になります。ただし、最終的な判断は医師の診察によって行われ、患者自身が希望すれば必ず保険が使えるというものではありません。
美容目的の場合は自由診療になる理由
一方で、ほくろを取りたい理由が「見た目が気になる」「メイクで隠しきれない」「コンプレックスを解消したい」といった美容的な理由の場合は、自由診療となります。
これは、保険診療があくまで病気やケガの治療を目的としているためです。美容目的での除去は健康上の必要性が認められないため、費用は全額自己負担になります。ただし、自由診療だからといって必ず高額になるわけではなく、料金設定が明確なクリニックを選ぶことで安心して治療を受けることができます。
最終判断は医師の診察が必要
保険が使えるかどうかは、インターネットの情報や自己判断では決めることができません。実際にほくろの状態を診察し、形や大きさ、部位、経過などを総合的に判断したうえで、医師が決定します。
そのため、「保険が使えるか分からないから受診しづらい」と悩む必要はありません。まずは診察を受け、説明を聞いたうえで治療方針を決めることが、費用面でも納得のいく選択につながります。
いわもと皮フ科クリニックのほくろ除去費用

ほくろ除去を検討する際、「結局このクリニックではいくらかかるのか」がはっきり分かることは、安心して受診するための大きなポイントになります。
いわもと皮フ科クリニックでは、美容目的で行うほくろ除去を自費診療として対応しており、費用の分かりにくさを減らすために、サイズごとに明確な料金設定を行っています。事前に目安が分かる形でご案内しているため、費用面の不安を抱えたまま治療に進むことはありません。
サイズ別・明確な料金表
いわもと皮フ科クリニックでは、ほくろの大きさに応じた料金体系を採用しています。2mm未満のほくろについては2個までで13,200円、2mmから5mmのほくろは1個13,200円、5mmから10mmのほくろは1個27,500円です。
サイズごとに金額がはっきりしているため、「診察を受けてみないといくらになるか分からない」という不安を感じにくいのが特徴です。顔や首、体など部位にかかわらず、サイズを基準に費用をご案内しています。
稗粒腫(はいりゅうしゅ)の料金
ほくろとは別に、目元などにできやすい稗粒腫についても料金を明確に設定しています。5個までの場合は11,000円、10個までの場合は16,500円となっており、複数ある場合でも相談しやすい料金体系です。
数が増えるほど費用が分かりにくくなるという不安を減らすことを意識しています。
診察料・処置費用の考え方
診察では、ほくろの状態を確認したうえで治療の必要性や方法を説明します。その際、費用についても事前にご案内し、内容に納得いただいたうえで処置を行います。
「知らない間に費用が増えていた」ということがないよう、分かりやすい説明を心がけています。
追加費用が発生するケースはある?
基本的には、事前に説明した範囲内で処置を行うため、想定外の追加費用が発生することはありません。
ただし、診察の結果、当初想定していた内容と処置方法が変わる必要がある場合には、その都度説明を行い、同意を得たうえで対応します。費用面での不安を残さないことを大切にしています。
他院と比べてどう?費用面での考え方

ほくろ除去の費用を比較するとき、単純に「安いか高いか」だけで判断してしまうと、あとから後悔してしまうことがあります。金額の背景にある治療内容や考え方を理解することで、自分にとって納得のいく選択がしやすくなります。
極端に安いクリニックの注意点
相場と比べて極端に安い価格が提示されている場合、その条件をよく確認する必要があります。ごく小さいほくろに限定されていたり、追加費用が発生する前提だったりすることも少なくありません。
また、処置後のフォローが含まれていないケースもあります。表示されている金額だけで判断せず、どこまでが含まれているのかを理解することが重要です。
価格と仕上がり・再発リスクの関係
ほくろ除去は、見た目の仕上がりや再発のリスクとも関係しています。費用を抑えることだけを重視すると、十分な処置が行われず、結果として再発し、再度治療が必要になる場合もあります。その場合、最終的な総額はかえって高くなってしまうこともあります。
価格だけでなく、治療の考え方や丁寧さにも目を向けることが大切です。
皮膚科で行う除去のメリット
皮膚科では、ほくろを医学的な視点で評価したうえで治療を行います。見た目だけでなく、皮膚の状態や将来的なリスクも考慮しながら対応できる点は大きなメリットです。
費用面だけでなく、安心して任せられるかどうかという観点で比較することが、結果的に満足度の高い選択につながります。
費用で後悔しないために知っておきたいポイント

ほくろ除去は、一度行えば終わりという治療ではありません。費用面で納得できないまま進めてしまうと、「思っていたのと違った」「最初に聞いていればよかった」と後悔につながることもあります。
そうならないためには、事前に押さえておきたいポイントがあります。
事前に確認すべき費用の考え方
ほくろ除去の費用を確認する際には、処置そのものの金額だけでなく、診察や術後の対応がどこまで含まれているのかを理解しておくことが重要です。
表示されている料金が「何に対する費用なのか」を把握することで、想定外の出費を防ぎやすくなります。費用について遠慮せず質問することは、決して失礼なことではありません。
複数個ある場合の相談の仕方
ほくろが複数ある場合、「全部取るといくらになるのか」「今回はどこまで対応するのか」といった点を整理して相談することが大切です。一度にすべて除去するのか、段階的に行うのかによっても費用の考え方は変わります。
事前に希望を伝えることで、現実的な選択肢が見えてきます。
まず診察だけ受けるという選択
費用が気になって受診をためらっている方も多いですが、診察を受けたからといって必ず治療を受けなければならないわけではありません。
実際に状態を確認し、説明を聞くことで、不安が解消されることもあります。まずは相談という形で受診することが、後悔しない第一歩になります。
まとめ
ほくろ除去の費用が分かりにくく感じられるのは、決して珍しいことではありません。クリニックごとに料金体系が異なり、サイズや個数、部位、保険適用の有無など、複数の要素が絡み合って金額が決まるためです。そのため、インターネット上の情報だけを見て判断しようとすると、不安や疑問がかえって大きくなってしまうことがあります。
大切なのは、全国的な費用相場を把握したうえで、自分のほくろがどの条件に当てはまるのかを整理することです。そして、料金が明確に提示されている皮膚科で、実際に診察を受けて説明を聞くことで、「結局いくらかかるのか」という不安は大きく軽減されます。
いわもと皮フ科クリニックでは、ほくろのサイズごとに分かりやすい料金設定を行い、診察時に状態と費用を丁寧にご説明しています。無理に治療を進めることはなく、まずは相談から始めることが可能です。
「このほくろ、取るとしたらいくらくらいかかるのだろう」
そう感じた時点が、受診を検討するタイミングです。
費用が分からないまま悩み続けるよりも、実際に状態を確認し、納得したうえで判断することが、後悔しない選択につながります。
ほくろ除去の費用について不安がある方は、まずはいわもと皮フ科クリニックへご相談ください。
