いわもと皮フ科クリニック

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医療コラム

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アレルギー検査の費用はいくら?検査項目・保険適用・何科で受けるかを解説

2026/04/27

「くしゃみや鼻水がなかなか止まらない」「特定の食べ物を食べると肌がかゆくなる」「原因不明の肌荒れや湿疹が続いている」――こうした症状の背景には、自分では気づいていないアレルギーが隠れていることがあります。

アレルギーの原因を調べるには、医療機関で血液検査を受けるのが確実な方法です。中でも「View39」と呼ばれる検査は、1回の採血で39項目のアレルゲンをまとめて調べられるため、何に反応しているか分からないという方のスクリーニング検査として広く用いられています。

「費用はどれくらいかかるのか」「保険は使えるのか」「何科を受診すればいいのか」――この記事では、アレルギー検査を受けたいと考えている方に向けて、検査の種類や費用、受診先の選び方まで分かりやすく解説します。

アレルギー検査とは?|受けるべきタイミングと目的

アレルギー検査は、体がどの物質(アレルゲン)に対して免疫の過剰反応を起こしているかを調べる検査です。「なんとなく調子が悪い」という段階でも、検査を受けることで原因が明確になり、適切な対策につなげることができます。

こんな症状がある方は検査を検討しましょう

・毎年決まった時期にくしゃみ・鼻水・目のかゆみが出る

・特定の食べ物を食べた後に口の中がかゆくなる、蕁麻疹が出る

・原因不明の湿疹や肌荒れが繰り返される

・ペットと接触すると鼻水やくしゃみが止まらなくなる

・喘息や咳が長引いている

・子どもに食物アレルギーがないか確認しておきたい

これらの症状が一つでも当てはまる場合、アレルギー検査で原因を特定することで、日常生活での対策や治療方針が明確になります。

アレルギー検査を受ける目的

アレルギー検査は「何に反応しているか」を知るための検査です。原因が分かることで、以下のような具体的なメリットがあります。

回避行動がとれる:原因となるアレルゲンを生活の中から減らすことができる

治療の方針が立てられる:投薬治療や舌下免疫療法など、原因に応じた治療が選択できる

不安が解消される:「何に反応しているか分からない」という漠然とした不安がなくなる

アレルギー検査の種類|血液検査とパッチテスト

アレルギー検査にはいくつかの種類がありますが、主に「血液検査」と「パッチテスト」の2つに大別されます。症状や目的に合わせて、適切な検査を選択します。

血液検査(特異的IgE検査)

血液中のIgE抗体を測定し、どのアレルゲンに反応しているかを調べる検査です。採血のみで済むため体への負担が少なく、一度に多くの項目を調べられるのが特徴です。

代表的な検査セットとして、以下のものがあります。

View39:39項目のアレルゲンを一度に調べられるスクリーニング検査。保険適用で受けられる

RAST検査:特定のアレルゲンを個別に指定して調べる検査。すでに原因の目星がついている場合に適している

MAST48mix:48項目を調べられる検査。View39より項目数が多い

パッチテスト

金属アレルギーや接触性皮膚炎が疑われる場合に行う検査です。疑わしい物質を貼付したシートを背中に48時間貼り付け、皮膚の反応を確認します。

View39検査の詳細|1回の採血で39項目が分かる

View39は、アレルギーの原因として頻度の高い39種類のアレルゲンを、1回の採血でまとめて調べることができる検査です。「何のアレルギーがあるか分からない」「まずは広くスクリーニングしたい」という方に適しています。

View39で調べられる39項目

吸入系アレルゲン(19項目)

・ダニ・ヤケヒョウヒダニ、ハウスダスト

・動物:ネコ(皮屑)、イヌ(皮屑)

・昆虫:ガ、ゴキブリ

・花粉(樹木):スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ

・花粉(草):カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、オオアワガエリ

・カビ・真菌:アルテルナリア、アスペルギルス、カンジダ、マラセチア

・その他:ラテックス(天然ゴム)

食物系アレルゲン(20項目)

・卵・乳:卵白、オボムコイド、ミルク

・穀物・豆:小麦、大豆、そば、ごま、米

・ナッツ:ピーナッツ

・甲殻類:エビ、カニ

・果物:キウイ、りんご、バナナ

・魚・肉:マグロ、サケ、サバ、牛肉、豚肉、鶏肉

View39の特徴

・1回の採血(少量)で39項目を同時に測定できる

・花粉・ダニ・食物など幅広いカテゴリをカバーしている

・結果はアレルゲンごとに0〜6のクラスで表示され、数値が高いほど反応が強い

・検査結果が出るまでの期間は通常2週間程度

View39の結果の読み方

View39の結果は、アレルゲンごとにクラス0〜6で判定されます。

クラス0(陰性):IgE抗体が検出されない

クラス1(疑陽性):わずかに検出されるが、症状と関連しない場合もある

クラス2(陽性):アレルギーの可能性がある

クラス3〜6(強陽性):アレルギーの可能性が高い。数値が大きいほど反応が強い

ただし、クラスが高いことが必ずしも「症状が重い」ことを意味するわけではありません。検査結果は医師と一緒に、実際の症状と照らし合わせながら解釈することが大切です。

※特に食物アレルギーについては、血液検査はあくまで「補助的な診断」です。クラスが陽性でも実際に食べて症状が出ない場合もあるため、自己判断で食事制限を行わず、医師に相談してください。

アレルギー検査の費用|保険適用の条件と自己負担の目安

アレルギー検査の費用は、保険が適用されるかどうかで大きく変わります。

保険適用の条件

アレルギー症状(くしゃみ、鼻水、湿疹、蕁麻疹、喘息など)があり、医師がアレルギーの可能性を認めた場合は、健康保険が適用されます。

逆に、症状がなく「念のため調べたい」という場合は自費診療になるのが一般的です。

View39の費用の目安

3割負担:View39検査のみ約4,800円(初診料等を含む概算で約5,000〜6,000円)

2割負担:View39検査のみ約3,200円(初診料等を含む概算で約3,400〜4,000円)

1割負担:View39検査のみ約1,600円(初診料等を含む概算で約1,700〜2,000円)

※医療機関や追加の検査内容によって変動します。上記はあくまで目安です。

RAST検査(個別項目)の費用

特定のアレルゲンを個別に調べるRAST検査の場合、1項目あたり330円程度(3割負担)で追加できます。View39でカバーされていない項目を追加で調べたい場合に利用されます。

子どもの検査費用

多くの自治体では、中学生以下の子どもに医療費助成制度があり、自己負担なし(無料)で受けられるケースがほとんどです。お住まいの自治体の制度を確認してください。

アレルギー検査は何科で受ける?|皮膚科での検査がおすすめなケース

アレルギー検査は、アレルギー疾患を扱っている医療機関であれば受けることができます。主な受診先は以下のとおりです。

肌荒れ・湿疹・蕁麻疹・かゆみ→皮膚科

くしゃみ・鼻水・鼻づまり→耳鼻咽喉科

咳・喘息・息苦しさ→呼吸器内科

食べ物で口がかゆい・お腹を壊す→内科・アレルギー科

子どもの食物アレルギー→小児科

皮膚科でアレルギー検査を受けるメリット

皮膚に症状が出ている場合(湿疹、蕁麻疹、かゆみ、肌荒れなど)は、皮膚科での検査が適しています。

・アレルギー検査と同時に、皮膚の症状そのものの診察・治療が受けられる

・検査結果に基づいて、外用薬や内服薬の処方までワンストップで対応できる

・接触性皮膚炎が疑われる場合は、パッチテストも併せて実施できる

アレルギー検査の流れ|受診から結果説明まで

初めてアレルギー検査を受ける方に向けて、一般的な流れを説明します。

STEP1:問診

現在の症状やその発生時期、生活環境、家族のアレルギー歴などを医師に伝えます。問診の内容をもとに、どの検査が適切かを判断します。

STEP2:採血

View39の場合、必要な血液量は少量です。採血にかかる時間は数分程度で、食事制限などの事前準備は基本的に必要ありません。

いわもと皮フ科クリニックでは、ご希望の方はその場ですぐに採血を行っております。「気になっているけど予約が必要かも…」と迷う必要はなく、思い立ったその日にアレルギー検査を受けていただけます。

※小さなお子様の場合、採血が難しいこともございます。事前にお問い合わせいただけますと幸いです。

STEP3:結果説明(約2週間後)

検査結果は通常2週間程度で判明します。再度来院し、医師から結果の説明を受けます。陽性反応が出た項目について、実際の症状との関連性や今後の対策を相談します。

検査結果が出た後はどうする?|治療と日常生活での対策

アレルギー検査の目的は、「原因を知ること」だけではありません。結果をもとに具体的な対策を講じることで、症状の軽減や予防につなげることが重要です。

アレルゲンの回避

原因となるアレルゲンが特定できたら、日常生活の中でそのアレルゲンへの接触を減らすことが基本的な対策になります。

ダニ・ハウスダスト:寝具の定期的な洗濯、掃除機がけ、湿度管理

花粉:外出時のマスク・眼鏡の着用、帰宅時の洗顔・着替え、洗濯物の室内干し

食物:該当食品の回避(ただし自己判断ではなく医師の指導のもとで)

ペット:接触後の手洗い、寝室への立ち入り制限

薬物療法

症状に応じて、抗ヒスタミン薬の内服や、ステロイド外用薬などが処方されます。花粉症の場合は、症状が出始める前から薬を飲み始める「初期療法」が効果的です。

舌下免疫療法

スギ花粉やダニアレルギーが確定した場合、根本的な体質改善を目指す「舌下免疫療法」という選択肢があります。毎日少量のアレルゲンを舌の下に投与し、3〜5年かけて体を慣れさせていく治療法です。

【FAQ】アレルギー検査に関するよくある質問

Q. アレルギー検査に痛みはありますか?

View39は通常の採血と同じ方法で行います。針を刺す際に多少の痛みはありますが、数秒で終わります。採血量も少量のため、体への負担はほとんどありません。

Q. 食事制限は必要ですか?

View39の血液検査では、事前の食事制限は基本的に不要です。普段どおりの生活で問題ありません。ただし、服用中の薬がある場合は事前に医師にお伝えください。

Q. 何歳から検査を受けられますか?

血液検査であるView39は、採血が可能であれば年齢に制限はありません。乳幼児でも受けることができますが、小さなお子さんの場合は採血量を考慮する必要があるため、小児科に相談するのがおすすめです。

Q. 検査結果で陽性が出た=必ず症状が出るということですか?

いいえ、陽性はあくまで「その物質に対するIgE抗体が存在する」ことを意味します。陽性でも実際に症状が出ない場合(感作のみ)もあります。逆に、クラスが低くても症状が出ることもあるため、結果は必ず医師と一緒に解釈してください。

Q. 一度検査すれば、もう受けなくて大丈夫ですか?

アレルギーの状態は年齢や環境の変化とともに変わることがあります。症状が変わったり、新たなアレルギーが疑われる場合は、再度検査を受けることをおすすめします。

Q. 保険適用で受けるには紹介状が必要ですか?

紹介状は必要ありません。アレルギー症状があれば、直接医療機関を受診して保険適用で検査を受けることができます。

いわもと皮フ科クリニックでのアレルギー検査

「原因の分からない肌荒れが続いている」「毎年同じ時期に肌がかゆくなる」――そんなお悩みがある方は、アレルギー検査で原因を特定することが改善への第一歩です。

いわもと皮フ科クリニックでは、View39によるアレルギー血液検査を実施しています。検査結果に基づいて、皮膚の症状に対する治療まで一貫して対応いたします。

辻堂・藤沢・茅ヶ崎エリアでアレルギー検査をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

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