
形成外科
形成外科は、生まれつきの異常や事故・怪我によって生じた身体の変形や機能障害、または加齢による見た目の変化などを、外科的手法を用いて治療・改善する医療です。
見た目の改善だけでなく、機能の回復も重視し、患者さまのお悩みの改善を目的としています。当院では一人ひとりの症状や希望に合わせた丁寧な診療と最適な治療法の提案を心がけています。

形成外科で扱う主な疾患
肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)
肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)は、皮膚の傷が治る過程で起こる状態で、傷の部分が赤く隆起して固くなる症状です。傷が治るとき、皮膚はコラーゲンを産生して傷を修復しますが、この過程で過剰にコラーゲンが作られ、傷跡が盛り上がってしまうのです。
詳しくはこちらケロイド
ケロイドは傷跡が過剰に盛り上がり、本来の傷の範囲を超えて周囲の正常な皮膚にまで広がっていく状態です。痛みやかゆみを伴うこともあり、胸や肩、耳たぶなどに生じやすい特徴があります。切除手術、ケナコルト注射や内服薬など症状に合わせた治療を提案します。
詳しくはこちら粉瘤(アテローム)
粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の内側に形成される袋状の構造物です。通常は皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)や皮脂が袋の中に溜まり、腫瘍(嚢腫)を形成することがあります。 アテロームや表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)とも呼ばれる良性の腫瘍です。
詳しくはこちらほくろ(色素性母斑)
ほくろ(色素性母斑)、脂肪腫、血管腫など、皮膚や皮下組織に発生する良性の腫瘍を扱います。良性ではあっても大きくなると周囲を圧迫したり、見た目が気になったりするため、切除を希望される方も多いです。腫瘍の種類や大きさ、位置などを考慮し、最適な治療法を選択します。
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