医療コラム
これって帯状疱疹?初期症状チェックリストを皮膚科医が解説
2026/01/30

「体の片側だけがピリピリ痛む」「チクチクする違和感が続いている」
その症状、帯状疱疹の初期症状かもしれません。帯状疱疹は、発疹が出る前から神経に沿った痛みやピリピリ感が現れることが多く、早期に気づけるかどうかで治療後の経過が大きく変わります。
適切な治療が遅れると、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる強い痛みが長期間残ることもあります。そのため、違和感の段階で皮膚科を受診することが非常に重要です。
藤沢・辻堂・茅ヶ崎エリアで帯状疱疹の診断・治療を行っているいわもと皮フ科クリニックでは、初期症状の段階から丁寧に診察し、必要に応じて速やかに治療を開始しています。この記事では、帯状疱疹の初期症状の見分け方と、受診の目安について分かりやすく解説します。
帯状疱疹とは?|水ぼうそうウイルスの再活性化

帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水ぼうそう(水痘)のウイルスが原因で起こる病気です。水ぼうそうが治ったあとも、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)は体内の神経節に潜伏し続けています。
水ぼうそうウイルスが体内に潜伏している
水ぼうそうが治癒すると、ウイルスは完全に消えるわけではなく、神経の中で眠った状態になります。通常は免疫力によって抑え込まれていますが、一定の条件が重なると再び活動を始めます。
免疫力の低下が再活性化のきっかけ
加齢や疲労、ストレス、病気などによって免疫力が低下すると、体内に潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化し、帯状疱疹を発症すると考えられています。
国内の疫学研究では、帯状疱疹の発症率は年齢とともに上昇し、特に50歳以上で発症リスクが高いことが報告されています。
(参考データ) https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19856466/
なぜ「体の片側」に症状が出るのか
帯状疱疹の症状は、ウイルスが潜んでいた神経の走行に沿って現れます。そのため、体の左右どちらか一方だけに痛みや発疹が出るのが大きな特徴です。
この点が、他の皮膚疾患と見分ける重要なポイントになります。
帯状疱疹の初期症状チェックリスト【5つのサイン】

帯状疱疹は、最初から水ぶくれが出るとは限りません。
皮膚症状が現れる前に「痛み」や「違和感」だけが先に出ることが多く、初期症状の段階で気づけるかどうかが非常に重要です。
ここでは、帯状疱疹の初期にみられやすい代表的な5つのサインを解説します。
① 体の片側だけのピリピリ・チクチクした痛み
帯状疱疹の初期症状で最も特徴的なのが、体の片側だけに現れるピリピリ・チクチクした痛みです。
「針で刺されるような感じ」「電気が走るような痛み」と表現されることもあり、触れただけで違和感や痛みを感じる場合があります。
この痛みは、発疹が出る2〜3日前から始まることが多く、原因が分からないまま様子を見てしまうケースも少なくありません。
胸、背中、お腹、顔など、神経の走行に沿った部位に出やすいのが特徴です。
② 赤い斑点・ブツブツが帯状に出現する
痛みや違和感が続いたあと、赤い斑点や小さなブツブツが皮膚に現れることがあります。
最初は小さな赤みとして始まり、次第に帯状に広がっていくのが帯状疱疹の典型的な経過です。
重要なポイントは、必ず体の左右どちらか一方だけに出るという点です。
左右対称に出る湿疹やかぶれとは、この点で見分けることができます。
③ 水ぶくれ(水疱)ができる
赤い斑点が出てから数日すると、水ぶくれ(水疱)に変化していきます。
中には透明またはやや濁った液体が入っており、この時期はウイルスの活動が最も活発です。
水ぶくれが破れると痛みが強くなり、治癒までに時間がかかることがあります。
また、この段階では感染リスクも高くなるため、早めの皮膚科受診が重要です。
④ かゆみやムズムズ感を伴うこともある
帯状疱疹は「痛み」が注目されがちですが、かゆみやムズムズした不快感を伴うこともあります。
そのため、初期には虫刺されや軽い湿疹と間違えられることがあります。
ただし、かゆみよりも違和感やヒリヒリ感が強い場合は、帯状疱疹の可能性を疑う必要があります。
掻いてしまうと症状が悪化することがあるため注意が必要です。
⑤発熱・倦怠感・頭痛などの全身症状
皮膚症状に加えて、軽い発熱(37〜38度)や体のだるさ、頭痛を感じることがあります。
これらの症状は風邪と似ているため、帯状疱疹だと気づかれにくい原因の一つです。
特に、体の片側の痛み+全身のだるさが同時にある場合は、早めに皮膚科での診察をおすすめします。
⚠️ 注意
体の片側だけに痛みがあり、その部位に赤い発疹が出てきた場合は、帯状疱疹の可能性が高いサインです。できるだけ早く皮膚科を受診し、治療を開始しましょう。
帯状疱疹の初期症状|部位別の特徴

帯状疱疹は、どこにでも同じように出るわけではありません。
ウイルスが潜んでいた神経の場所によって、症状が現れる部位が異なるのが特徴です。
部位ごとの特徴を知っておくことで、「これは様子見していい症状かどうか」を判断しやすくなります。
胸・背中・お腹に出る帯状疱疹
帯状疱疹で最も多いのが、胸・背中・お腹に症状が出るタイプです。
全体の50〜70%程度を占めるとされ、肋骨に沿って走る肋間神経に沿って、片側だけに痛みや発疹が現れます。
初期は「筋肉痛のような痛み」「肋間神経痛のような違和感」と感じることが多く、
発疹が出る前は皮膚の異常に気づかれにくいのが特徴です。
数日後に赤い発疹が帯状に出てきて、帯状疱疹と分かるケースが少なくありません。
首・肩・腕に出る帯状疱疹
首から肩、腕にかけて症状が出る場合は、頸神経に沿った帯状疱疹が考えられます。
初期には「肩こりがひどくなった」「首筋がピリピリする」といった感覚として現れやすく、
整形外科的な症状と間違えられることもあります。
その後、同じ側の首や腕に発疹が出てくることで、帯状疱疹と気づくケースが多くみられます。
腰・お尻・脚に出る帯状疱疹
腰からお尻、脚にかけて症状が出るタイプは、坐骨神経痛と間違えられやすいのが特徴です。
「腰が痛い」「脚にしびれがある」といった症状が先に出て、数日後に皮膚症状が現れます。
まれに、排尿や排便に違和感が出ることもあり、その場合は緊急性が高いと判断されます。 痛みだけで判断せず、皮膚の変化にも注意することが大切です。
帯状疱疹と間違えやすい病気

帯状疱疹は初期症状がはっきりしないことも多く、ほかの皮膚トラブルと間違えられやすい病気です。
特に発疹が出る前や、症状が軽い段階では「よくある皮膚症状」として見過ごされてしまうことがあります。
ここでは、帯状疱疹と混同されやすい代表的な病気との違いを解説します。
虫刺されとの違い
虫刺されは、帯状疱疹と間違えられやすい症状のひとつです。
どちらも赤みやかゆみを伴うため、見た目だけでは判断が難しい場合があります。
虫刺されの場合、症状は左右対称に出ることが多く、強いかゆみが主な症状です。
一方、帯状疱疹は体の片側だけに症状が出るのが大きな特徴で、かゆみよりもピリピリ・チクチクする痛みが目立ちます。
また、虫刺されは点在して出ることが多いのに対し、帯状疱疹は神経に沿って帯状に広がる点も見分けるポイントです。
接触皮膚炎との違い
かぶれは、化粧品や衣類、金属、植物などが原因で起こる皮膚炎です。
赤みやかゆみが出るため、初期の帯状疱疹と混同されることがあります。
かぶれの場合は、原因となる物質が触れた範囲に症状が出ることが多く、
必ずしも体の片側だけに限られるわけではありません。
また、痛みよりもかゆみが中心で、神経に沿った帯状の広がりはみられない点が違いです。
単純ヘルペス(口唇ヘルペス)との違い
単純ヘルペスも水ぶくれを伴うため、帯状疱疹と混同されることがあります。
特に顔周りに症状が出た場合、見分けが難しいケースもあります。
単純ヘルペスは、唇や口の周囲など限られた部位に繰り返し出ることが多く、
帯状疱疹のように体の広い範囲に帯状に広がることはありません。
また、単純ヘルペスは再発を繰り返しやすいのに対し、帯状疱疹は神経に沿って強い痛みを伴う点が特徴です。
帯状疱疹は早期治療が重要!72時間ルール

帯状疱疹は、「できてから治療すればよい病気」ではありません。
発症してからどれだけ早く治療を開始できるかが、その後の経過を大きく左右します。
皮膚科ではこれを「72時間ルール」と呼び、治療開始の目安としています。
発症後72時間以内の治療が理想とされる理由
帯状疱疹の原因である水痘・帯状疱疹ウイルスは、発症初期に最も活発に増殖します。
この時期に抗ウイルス薬を内服することで、ウイルスの増殖を強力に抑えることができます。
発疹や痛みが出てから72時間以内に治療を始めると、
・症状の重症化を防ぎやすい
・皮膚症状が長引きにくい
・後遺症のリスクを下げられる
といったメリットが期待できます。
治療が遅れると起こりやすいリスク
受診が遅れ、治療開始が遅くなると、
皮膚症状が治った後も、強い痛みが残る「帯状疱疹後神経痛(PHN)」を発症するリスクが高まります。
特に50歳以上の方では、治療が遅れた場合、
痛みが数か月から数年続くこともあり、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
「そのうち治るだろう」「もう少し様子を見よう」と判断してしまうことが、結果的に後悔につながるケースも少なくありません。
「まだ発疹が少ない」段階でも受診してよい
帯状疱疹は、発疹が少ない段階でも診断・治療が可能です。
むしろ、痛みや違和感だけの初期段階こそ、皮膚科を受診する価値があります。
「体の片側だけのピリピリした痛み」
「原因の分からない神経痛のような違和感」
こうした症状がある場合は、発疹が目立たなくても、早めに皮膚科へ相談することが大切です。
帯状疱疹の治療方法|皮膚科での診察と処方

帯状疱疹の治療は、自己判断や市販薬では対応できません。
皮膚科では、症状の進行度や年齢、痛みの強さを踏まえたうえで、保険適用の標準治療を行います。
早期に適切な治療を受けることで、症状の悪化や後遺症のリスクを抑えることが可能です。
抗ウイルス薬の内服が治療の中心
帯状疱疹治療の基本となるのが、抗ウイルス薬の内服です。
これは、原因である水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑える薬で、発症初期ほど高い効果が期待できます。
皮膚科でよく処方される薬には、
ファムビル、バルトレックス、アメナリーフなどがあり、通常は7日間程度の内服を行います。
いずれも保険適用となり、症状や年齢、腎機能などを考慮して薬剤が選択されます。
痛みの程度に応じた鎮痛治療
帯状疱疹は、皮膚症状よりも痛みがつらい病気です。
そのため、抗ウイルス薬とあわせて、痛み止め(鎮痛剤)を使用します。
軽度の痛みであれば、ロキソニンなどの一般的な鎮痛薬を使用し、
神経痛が強い場合には、神経障害性疼痛に対応した薬を併用することもあります。
痛みを我慢すると生活の質が大きく下がるため、遠慮せず医師に症状を伝えることが大切です。
皮膚症状に応じた外用薬(塗り薬)
皮膚の状態に応じて、外用薬(塗り薬)も処方されます。
水ぶくれやびらんがある場合には、二次感染を防ぐための抗生剤軟膏を使用することがあります。
また、症状や部位によっては、炎症を抑える目的で外用薬を調整します。
掻いたり、自己判断で市販薬を塗り続けると、かえって治りが遅くなることがあるため注意が必要です。
帯状疱疹後神経痛(PHN)とは?

帯状疱疹は皮膚の症状が治まっても、痛みだけが長く残ることがある病気です。
この状態を「帯状疱疹後神経痛(PHN)」と呼び、帯状疱疹で最も注意すべき後遺症とされています。
帯状疱疹後神経痛(PHN)の特徴
帯状疱疹後神経痛とは、発疹や水ぶくれが治ったあとも、
ピリピリ・ズキズキ・焼けるような痛みが数か月以上続く状態を指します。
特徴として、
・服が触れるだけで痛む
・夜も眠れないほどの痛みが続く
・痛み止めが効きにくい
といった症状がみられることがあります。
発症率はおよそ10〜20%とされており、決して珍しいものではありません。
PHNが起こりやすい人の特徴
帯状疱疹後神経痛は、誰にでも起こるわけではありません。
特にリスクが高いのは、
・50歳以上の方
・発症から治療開始まで時間がかかった方
・初期の痛みが強かった方
です。
ウイルスによって神経が強く傷つくほど、痛みが慢性化しやすくなります。
そのため、「まだ我慢できるから様子を見る」という判断は危険です。
早期治療でPHNは予防できる
帯状疱疹後神経痛は、完全に防げる後遺症ではありません。
しかし、発症から72時間以内に抗ウイルス薬を開始することで、発症リスクを大きく下げられることが分かっています。
早い段階で治療を始めるほど、
・痛みの期間が短くなる
・神経へのダメージが軽く済む
・生活への影響を最小限にできる
といったメリットがあります。
「帯状疱疹かもしれない」と感じた時点で皮膚科を受診することが、
後遺症を防ぐ最大のポイントです。
帯状疱疹は他人にうつる?感染予防

帯状疱疹と診断されたとき、多くの方が心配されるのが
「家族や周囲の人にうつるのか?」という点です。
結論から言うと、帯状疱疹そのものは直接うつりませんが、注意が必要なケースもあります。
帯状疱疹そのものは人にうつらない
帯状疱疹は、体内に潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化して起こる病気です。
そのため、帯状疱疹として他人に感染することはありません。
同じ部屋にいる、会話をする、仕事を一緒にする、といった通常の生活で
帯状疱疹がそのまま人にうつることはないため、過度に心配する必要はありません。
感染リスクが最も高い時期
感染リスクが高いのは、
水ぶくれ(水疱)ができている時期です。
水疱がかさぶたになると、ウイルスの排出はほぼなくなり、
感染リスクは大きく低下します。
そのため、水ぶくれがある間は
・患部をガーゼや衣服で覆う
・患部を触った手で他人に触れない
といった対策が重要です。
家庭・職場でできる感染予防対策
日常生活でできる感染予防として、
・タオルや衣類を共用しない
・患部を清潔に保つ
・入浴後はしっかり患部を覆う
・水ぶくれを潰さない
といった点を意識しましょう。
これらを守ることで、周囲への感染リスクは十分に抑えられます。
帯状疱疹ワクチンで予防できる

帯状疱疹は、治療が終わった後も「再発の不安」や「帯状疱疹後神経痛が残るのでは」と心配される方が少なくありません。
こうした将来のリスクを減らす有効な方法として、帯状疱疹ワクチンによる予防があります。
当院では、帯状疱疹ワクチンとして「シングリックス」を採用しています。
帯状疱疹ワクチン「シングリックス」とは
シングリックスは、従来の生ワクチンとは異なり、
帯状疱疹ウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)の表面に存在する糖タンパク質E(gE)を抗原とした、組換えサブユニットワクチンです。
ウイルスそのものを弱毒化した生ワクチンではないため、
免疫力が低下している方でも比較的接種しやすい点が特徴です。
シングリックスは、gE抗原にアジュバント(免疫反応を高める補助成分)を加えることで、
gE抗原に特異的なCD4陽性T細胞や抗体を強力に誘導し、帯状疱疹に対する高い予防効果を発揮します。
接種対象・回数・費用について
シングリックスは、50歳以上の成人を対象としたワクチンです。
接種方法は、1回0.5mLを2か月間隔で2回、筋肉内に接種します。
2回目の接種は、1回目から2か月を過ぎた場合でも、
6か月以内に行えば十分な効果が期待できます。
費用は1回22,000円(税込)で、
2回接種の合計は約44,000円となります。
※自費診療となります。
効果の高さと持続期間の長さから、
現在では多くの医療機関でシングリックスが推奨されています。
帯状疱疹になったら避けるべきこと

帯状疱疹は、適切な治療を行っていても、日常生活での過ごし方次第で症状が悪化したり、治りが遅くなったりすることがあります。
特に発症初期〜水ぶくれが治るまでの時期は、神経へのダメージを最小限に抑えるためにも注意が必要です。
ここでは、帯状疱疹と診断された、または疑われる場合に避けるべき行動と、あわせて意識したいポイントを解説します。
患部を掻いたり刺激したりしない
帯状疱疹では、強い痛みやかゆみを伴うことがありますが、患部を掻くことは厳禁です。
掻いてしまうと水ぶくれが破れ、細菌感染を起こすリスクが高まります。
また、皮膚への刺激が増えることで炎症が長引き、
帯状疱疹後神経痛(PHN)につながる可能性も否定できません。
衣類が擦れる場合は、ガーゼで軽く保護するなど、刺激を減らす工夫が大切です。
熱いお風呂・長時間の入浴を避ける
入浴自体が禁止されるわけではありませんが、
熱いお湯や長時間の入浴は血流を過度に促進し、痛みを強める原因になります。
特に発疹や水ぶくれがある時期は、
・ぬるめのお湯
・短時間の入浴
を心がけましょう。
症状が強い場合は、シャワーのみで済ませることも一つの選択です。
アルコールの大量摂取は控える
アルコールは一時的に痛みを感じにくくすることがありますが、
実際には免疫力を低下させ、ウイルスの活動を助長する可能性があります。
帯状疱疹の治療中は、
飲酒を控える、または極力少量にとどめることが望ましいです。
無理な運動・過労・睡眠不足を避ける
帯状疱疹は、免疫力の低下をきっかけに発症します。
そのため、過度な運動や仕事による疲労、睡眠不足は回復を遅らせる要因になります。
治療中は、
・十分な睡眠をとる
・仕事や家事を無理に詰め込まない
・体を休める時間を意識的に確保する
ことが大切です。
「少し良くなったから大丈夫」と無理をすると、痛みが長引くケースも少なくありません。
自己判断で薬を中断しない
抗ウイルス薬や痛み止めは、症状が軽くなっても処方された期間はきちんと服用することが重要です。
途中で自己判断により中断すると、ウイルスの増殖を十分に抑えられず、再燃や後遺症のリスクが高まります。
副作用や不安がある場合は、自己判断せず、必ず皮膚科に相談してください。
【FAQ】帯状疱疹に関するよくある質問

帯状疱疹は、「痛みが強そう」「後遺症が残ると聞いて不安」など、初めて経験する方ほど疑問や不安が多い病気です。ここでは、皮膚科の外来で実際によくいただく質問を中心に、分かりやすくお答えします。
Q. 帯状疱疹は何科を受診すればいいですか?
帯状疱疹が疑われる場合は、皮膚科を受診してください。
帯状疱疹は皮膚症状と神経の炎症がセットで起こる病気であり、皮膚科では視診・症状の経過から総合的に診断・治療が可能です。
辻堂・藤沢・茅ヶ崎エリアで帯状疱疹が疑われる場合も、早めの皮膚科受診が重要です。
Q. 帯状疱疹は一生に一度しかかかりませんか?
いいえ、再発する可能性があります。
帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスが体内に潜伏し、免疫力が低下した際に再活性化することで発症します。
再発率はおおよそ5〜10%程度とされており、
・加齢
・強いストレス
・疲労や病気
などが重なると、再び発症することがあります。
Q. 帯状疱疹の治療期間はどれくらいですか?
抗ウイルス薬の内服は、通常7日間程度です。
皮膚の発疹や水ぶくれは、2〜4週間ほどでかさぶたになり、徐々に治っていくことが多いです。
ただし、痛みについては個人差があり、
症状が軽ければ数週間で落ち着く一方、重症の場合は長引くこともあります。
Q. 仕事や学校は休んだ方がいいですか?
症状の程度によります。
軽症で痛みや発熱がない場合は、無理のない範囲で日常生活を続けられることもあります。
一方で、
・強い痛みがある
・発熱や全身のだるさがある
・水ぶくれが広範囲にある
場合は、無理せず休養を優先してください。
特に水ぶくれがある時期は、水ぼうそうにかかったことがない人への感染リスクがあるため注意が必要です。
Q. 帯状疱疹の治療費はどれくらいかかりますか?
帯状疱疹の治療は健康保険が適用されます。
3割負担の場合、初診料・検査・薬代を含めておおよそ3,000〜5,000円前後が目安です。処方される薬の種類や症状の重さによって多少前後することがありますが、
早期に受診することで、結果的に通院回数や費用を抑えられるケースも多くあります。
Q. 子どもでも帯状疱疹になりますか?
可能性はありますが、帯状疱疹は50歳以上に多い病気です。
子どもの場合、水痘・帯状疱疹ウイルスに初めて感染すると、水ぼうそうとして発症することが一般的です。
ただし、免疫力が低下している場合などでは、子どもでも帯状疱疹を発症することがあります。
気になる症状があれば、年齢にかかわらず皮膚科へご相談ください。
いわもと皮フ科クリニックでの帯状疱疹治療
帯状疱疹は、初期症状の段階で治療を開始できるかどうかが、その後の経過を大きく左右します。
いわもと皮フ科クリニックでは、辻堂・藤沢・茅ヶ崎エリアにお住まいの方を中心に、帯状疱疹の早期診断・早期治療を重視した診療を行っています。
「体の片側がピリピリ痛む」「赤い発疹が帯状に出てきた」など、少しでも気になる症状がある場合は、早めに皮膚科へご相談ください。
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